富士山の道迷い対策事業で実証実験

Pocket

[7/17~23の遭難関係ニュースから]
富士山で登山者の位置情報データを収集する実証実験が行われるそうです。
富士山の4ルート各五合目で、登山者に小型のビーコン(発信機)を配ります。一方、各ルートの五合目~山頂間計50カ所に、ビーコンの電波を受信する装置を設定します。受信装置でビーコン番号や通過時刻を記録・収集しながら、登山者本人もスマートフォンで位置情報を確認できます。
ビーコンは約7000個を用意しており、夏山シーズン中の富士登山者は1日最大6000人程度ということなので、ほぼすべての登山者に配ろうという大規模な調査です。
調査期間は8月18~27日、午前8時から夕方まで。調査は総務省の委託を受けて、一般社団法人「富士山チャレンジプラットフォーム」や山梨県など5団体が行います。
登山者の道迷い対策はもちろんですが、道標などの整備計画への指針、災害関連情報(たとえば噴火)の伝達など、多方面の利用が期待されています。

富士山チャレンジ2018のチラシ

7/16(月)南アルプス薬師岳で男性(57)が下山中に転倒重傷
7/16(月)南アルプス北岳で男性(57)が下山中に転落軽傷
7/16(月)南アルプス北岳で男性(42)が腰の痛みを訴え救助要請、病気要因のもよう
—- 以上は前回把握できていなかったもの —-
7/17(火)山梨県早川町の沢で男性(59)の遺体発見。13日に塩見岳へ入山した行方不明者
7/17(火)八ヶ岳・赤岩ノ頭付近で女性(47)が転倒重傷、ヘリで救助
7/17(火)中央アルプス越百山東面で男性(35)が道迷い遭難、ヘリで救助
7/18(水)妙高山燕新道の大倉沢付近で男性(60代)が道迷い遭難、ヘリで救助
7/18(水)北アルプス槍ヶ岳で男性(29)が疲労により行動不能。19日ヘリで救助
7/18(水)六甲・芦屋ロックガーデン方面へ入山した男性(74)が行方不明
7/19(木)北アルプス爺ヶ岳で女児(12)が体調不良により行動不能、ヘリで救助
7/19(木)北アルプス北穂高岳で男性(74)が疲労により行動不能。20日ヘリで救助
7/19(木)北アルプス奥穂高岳で男性(72)が足首を捻り負傷。常駐隊員が救助
7/19(木)北アルプス西穂稜線の間ノ岳で男性(62)が滑落、20日に遺体発見
7/19(木)マッターホルンの標高約4100mで、14日、日本人男性(67)の遺体発見。この日スイス警察が発表
7/20(金)北アルプス槍ヶ岳で女性(69)が転倒重傷、ヘリで救助
7/21(土)南アルプス前衛の櫛形山で男性(61)が道迷い遭難、22日救助
7/21(土)八ヶ岳・赤岳で男性(70)が転倒重傷、ヘリで救助
7/21(土)北アルプス白馬乗鞍岳で男性(58)が雪渓上で滑落負傷、ヘリで救助
7/21(土)北アルプス北穂高岳で男性(85)が滑落負傷、ヘリで救助
7/21(土)北アルプス常念岳で男性(82)が転倒負傷、女性(22)が体調不良で行動不能。いずれもヘリで救助
7/21(土)福岡市の油山で男性(90)が道迷い、下山せず行方不明
7/22(日)南アルプス尾白川渓谷の錦滝で倒れた男性(75)を発見、頭部外傷で死亡
7/22(日)志賀高原裏志賀山で男児(10)が転倒負傷、ヘリで救助
7/22(日)長野県飯田市の梶谷川沿い山林内で渓流釣りの男性(85)が行方不明。警察・消防により無事発見
7/22(日)北アルプス燕岳で男児(9)が体調不良により行動不能、遭対協隊員が救助
7/22(日)北アルプス蝶ヶ岳で男性(58)が転倒負傷、県警救助隊が救助
7/22(日)対馬・白嶽でツアー参加者の韓国人男性(58)が行方不明、23日ヘリが発見救助