2月後半以降、乗鞍岳で遭難連続

[2/26~3/4の遭難関係ニュースから]
3月第1週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。(1週間遅れになってしまいました)

●2月後半以降、乗鞍岳で滑落遭難が連続発生しています。2/19男性(47)、2/24男性(54)、2/25男性(34)、2/26男性(42)、3/2男性(50)=スキー滑走、すべて転・滑落で死亡事故はなく、けがの程度は不明です。
2/25と3/2の事例については、長野県警から遭難現場の写真が公開されていて参考になります。転倒後長距離にわたってアイスバーンの上を流されていることが推測されます。
乗鞍岳は北アルプスの中で初級ルートに位置づけられますが、3000m級の標高と強風帯にあるため、雪面が硬く氷化している状況が予想されます。確実なピッケル・アイゼン技術が重要です。

●2月27日に滑落事故があった円山は、札幌市中央区にある標高225mの低山です。登山というより、市民の行楽の場となっている場所です。

●3月1日の志賀高原旭山は、琵琶池西岸にある標高1524mの山で、車道の登山口から約50分で登れます。スノーシューハイクの山として注目されているようです。

●北アルプスの稗田山は、白馬コルチナスキー場のトップにある山ですが、今シーズン遭難が何度か発生しています。コルチナスキー場ではコース間の樹林帯エリアをパウダー滑走のできる「自己責任エリア」として開放しています。このためスキー場の「管理区域外」を滑走することが活発に行われているものと推測されます。

2/26(火)乗鞍岳剣ヶ峰から下山中の男性(42)が滑落負傷。県警ヘリが救助
2/27(水)円山(札幌市)を下山中の女性(40代)が滑落負傷。消防ヘリが救助
3/1(金)志賀高原旭山に単独で入山した男性(44)が道迷い遭難。3/2自力下山
3/2(土)富士周辺熊森山に単独で入山した女性(66)が戻らず行方不明。3/4自力下山
3/2(土)北アルプス稗田山でスノーボード滑走していた女性(37)が崖から転落負傷。スキー場隊員が救助
3/2(土)乗鞍岳でスキー滑走中の男性(50)が滑落負傷。県警ヘリが救助
3/3(日)谷川連峰白毛門山を下山中の男性(70)が50m滑落し死亡。事故当時は視界不良、男性は登山経験50年
3/3(日)八ヶ岳・天狗岳で男性(26)が道迷い遭難。3/4自力下山

遠見尾根(五龍岳撤退) 2019年3月8-10日

この週末の天気は、金曜日から土曜日が晴れ、日曜日は崩れる予報でした。8日(金)に遠見尾根を登り、9日(土)に五龍岳をアタックする計画を立てました。9日さえ晴れてくれれば成功するはずですが……? いずれにせよ、雪山の五龍岳登山としては1泊2日はギリギリの日程です。何か一つブレーキになる要素があれば登れないでしょう。過剰な期待は禁物です。

3月8日(金) 雪のち晴れ
新宿から白馬八方行きの高速夜行バスを使い、早朝6:10に神城駅近くに着きました。白馬五竜スキー場のテレキャビンとリフト1基を乗り継いで地蔵ノ頭の直下まで上がり、地蔵ノ頭を左側に回り込んで、バックカントリーの入山口から入山します。

01:下部のラッセル

天気は雪。最初からラッセルになりました。日帰り装備の男性と2人で交代しながらラッセルして行きました。彼は最初アイゼンで歩き出したほどですから、ラッセルは想定していなかったでしょう。途中でもう1人、日帰りの男性が追い付いてラッセルしてくれました。この男性も日帰り装備、ラッセルを先頭でするのは初めてと言っていました。

02:晴れてゆく五龍岳。下は大遠見、西遠見

1950mの肩まで登り、小遠見山を目前にした平坦な稜線に出たところで、男性2人は来なくなり引き返したようでした。一人になり、小遠見山の手前まで来ました。後ろに何人かのグループが来ているのがわかりましたが、私は超スローペースなのに一向に近づいて来ません。ラッセル泥棒のように感じられて気分のよいものではありませんでした。
ピーク直前でパスして巻き、下り切った所で振り向くと、小遠見山に人影が見えました。スタートが9:20、この時点で14:00近くになっていました。入山口から約4時間半かかっています。夏時間の約3倍でした。この日は西遠見山の予定で、最低でも大遠見山に泊まりたかったのですが、これで登頂は難しくなったと思いました。

03:小遠見山とテント(9日の帰りに撮影)

テントを張ってから空身でラッセルを進めました。中遠見手前の稜線はスノーリッジのようになっていて、左側(南)を巻けばよいのだと気づくのに時間がかかりました。稜線から右側(北)にかけて吹き溜まりが形成されており、稜線の右側を風上と考えてルートをとるとラッセルは深くなります。雪崩や滑落が危険でなければ、吹き溜まりを避けて左側(南)にルートをとれば効率化できます。中遠見のこの部分は、遠見尾根中で少し危険な場所でしたが、トレースが踏まれてしまえば危険性に気づかないでしょう。
1時間半ほどラッセルして中遠見山までしか進めませんでした。眺望のすばらしいピークを1人で独占していました。17時になったので引き返しましたが、戻りはテントまで20分ほどでした。

3月9日(土) 快晴
テントをベースに行ける所までで引き返します。軽い荷物にしたいところでしたが、8mmロープなど登攀用具も持ちましたので、そこそこの重さになりました。

04:ご来光の直後
05:早暁の鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳

すばらしい天気になりました。日の出30分前に出る予定が少し遅れて、中遠見山の手前でご来光になりました。五龍~鹿島槍、キレット東面が朝日に染まりました。この景色を見られたのは私と、小遠見山に泊まった人だけです。

06:中遠見のコル、ラッセルをする3人

中遠見からラッセルが始まりました。下り切った所で期待していなかった後続の3人が追い着き、ここまでのラッセルのお礼を言われました。「あとはこちらでやります」と言ってくれました。若い3人はその後、私が追い着けないくらいのペースでラッセルして行きました。

07:大遠見の先からの五龍岳。右からG0、G2、五龍(G3)
08:西遠見から、最も近づいた鹿島槍ヶ岳

遠見尾根は何度か登り下りしましたが、これほど晴れたのは初めてです。五龍~鹿島槍は先へ行けば行くほど近づいて圧倒的な迫力です。遠見尾根からこの景観を見ると、後立山連峰の盟主は白馬岳よりも五龍・鹿島槍なのだと強く感じさせられます。
大遠見山の前後は平坦な広い稜線で、西遠見の手前まではどこでもテント場になりそうな地形でした。西遠見の池がある付近で彼らは小休憩し、それから西遠見へ登って行きました。西遠見自体は強風帯で樹木は低く、風を避けられる場所はありません。下った白岳の取付では、左側の白岳沢源頭から強風が吹き下ろしてきます。

09:白岳へ登る3人。この後左へ大きくトラバースする
10:強風の白岳沢コル付近

50~60m(標高差)上を先行している彼らを見ながら、私はそこでアイゼンに替えるかどうか思案しました。彼らの様子を見るとラッセルが深そうでアイゼンの状況ではありません。しかし、スノーシューはいずれ無理な傾斜になるでしょうから、そのときにアイゼンに替えられる安定した場所がとれるかどうか。見たところ雪崩の危険も考えなくてはなりません。
私はここで登頂を断念して引き返すことにしました。時刻は10:00でした。
(1)白岳へ2時間以上はかかりそう。……早くて12:00着
(2)五龍岳への登頂に2時間はみる必要がある。……早くて14:00着
(3)下りは白岳へ1時間、西遠見へ1時間、テントまで1.5時間。……最も早くて17:30着
こういう計算を頭の中で行いました。ギリギリすぎる時間ですので、やはり実行してはいけないことでした。
写真を撮りながらゆっくりと下り、西遠見の池へ戻って休憩しました。こうして晴天の遠見尾根を歩けること自体、何より幸せなことです。

11:大遠見山でお昼休憩を楽しむ人
12:下山時、中遠見の登り返しは辛い

ふたたび歩き始めると、大遠見との中間地点で登ってくる人に初めて出会いました。それから次々に人が現れ、大遠見では多くの登山者が休憩していました。ちょうどお昼の時間でした。スキー場を8時半に出発したとして、3時間半で大遠見まで来られるわけです。それが私と彼らが踏んだトレースのためだと考えるのも、なかなか得がたい感情ではありました。
中遠見へ向かっているとき、見覚えのある顔立ちの人物から声をかけられ、ラッセルのお礼を言われました。その人は小遠見で雪洞泊し、隣でテント泊していた3人にラッセルのお礼を言うと、自分らではなくこの先でテント泊の人がラッセルをしたのだと聞いたそうです。トップでラッセルをした人を多くの登山者の中から見つけて、お礼の言葉をかける行為にも感激しましたが、逆の立場なら自分もそうするような気がします。サングラスで顔が見えませんでしたが、写真家のKさんだったろうと思っています。
超スローで下り、テント場上の展望のよい場所で休憩していると、白岳へ登った3人が早々と戻ってきました。結局、体力のある彼らも登頂できずに引き返してきたのでした。

13:小遠見山へ登るバックカントリーツアー。
背景は左から焼山、火打山、妙高山、乙妻山・高妻山、戸隠山

3月10日(日) 晴れのち曇
朝から薄雲はあるものの、思ったよりも天気はもっていました。大遠見~西遠見にテントで泊まった人は、午前中に往復できれば登頂に成功するかもしれません。ただし、白岳下をトラバースするトレースが安全かどうかは確信をもてません。テントから遠望するかぎり、雪崩を避けて白岳へ直上する新たなトレースはついていないようでした。
五龍岳登頂はできませんでしたが、あり余るほどの雪との格闘をして、心に深く刻まれた遠見尾根の雪山登山でした。

[注]『入門&ガイド 雪山登山』の訂正事項
(1)難易度:P210の難易度はゴールデンウィークで小屋泊まり1泊2日のもの。それ以外の3~4月は体力★★★・技術★★★★(上級)となり、通常は3~4日行程(テント泊)が必要です。
(2)問合せ先:白馬村観光局× → 白馬五竜観光協会TEL0261-75-3700 白馬五竜テレキャビン× → 五竜(テレキャビン)TEL同じ
(3)地図:「一ノ背髪」の位置を右上に7mm移動 ※「一ノ背髪」は北側に北尾根(村尾根)を分岐させたコブで、北尾根や北沢はバックカントリー滑走のルートになっています。

谷川岳の雪山登山 2019年3月2日

前夜は道の駅で車中泊し、朝8時少し前にロープウェイ駅に行くと、ロープウェイはもう動き始めていました(情報では8時30分始発でした)。天神平スキー場でイベントがあるらしくて、多くのスキーヤー、ボーダーが並んでいました。
8時30分ごろ、ロープウェイ天神平駅の外から歩き出しました。登山の人はほぼアイゼンでスタートしていますが、私は可能な所までは登山靴のみで行きます。トレースは完全に踏まれていてラッセルはありません。

01:天神尾根下部、シールを貼るスキーヤーたち
02:幕岩(中央下)と爼嵓山稜

稜線に上がると幕岩を従えた爼嵓尾根が大きく見えます。田尻沢ノ頭からゆるく下って稜線上を登り返し、1441m標高点のあたりで小さく2~3m下る箇所が少し足場が悪いです。ここは短いですが天神尾根の唯一の危険箇所です。

03:熊穴沢避難小屋

次の小さなピークを右から回り込んで登ると、少しで熊穴沢避難小屋に出ます。積雪期には位置を示すポールが出ているだけで小屋本体は雪の中です。ここまで1時間でした。トレースの状態がよいため、無雪期よりも速く歩けるほどです。
ここでアイゼンをつけましたが、手はトレッキングポール(シングル)です。ゆるやかな傾斜で滑落の危険性が少なければ、ポールでもよいでしょう。しかし、滑落の危険を感じる場合はピッケルを手に持たなくてはなりません。

04:天神尾根上部

ここから少し登ると森林限界(標高約1500m)です。豪雪の山らしく、純白の雪におおわれた尾根をひたすら登ります。途中、2カ所だけ岩が出ている所があって、ルート上の目印になっています。

05:オキの耳と一ノ倉岳、茂倉岳
06:オジカ沢ノ頭(右)と爼嵓山稜(左)

冬の谷川岳では少ない晴天チャンスとなったため、この日は多くの登山者、スキーヤー、ボーダーでにぎわいました。避難小屋から約1時間半(途中休憩なし)で頂上直下の肩ノ広場に着き、予定時刻を大幅に短縮しました。

07:オキの耳からトマの耳
08:肩の小屋で憩う人たち

頂上周辺からは雪山絶景が広がっていますが、遠くの山々は霞んで見えました。混んでいるトマの耳はすぐに通過してオキの耳に向かいました。こちら側から見るトマの耳は三角形の印象的な形をしています。
にぎわう肩ノ広場を後にして西黒尾根を下ります。天神尾根へ下る方向から90度左へ向かう感じです。下り口は小さな雪庇のようになっていて、この上でピッケルに持ち替えました。滑落してどこかへ飛んでしまったときのために雪崩ビーコンをONにしました。

09:ザンゲ岩はマチガ沢側を下る
10:崩れ始めた雪庇の横を下降
11:ガレ沢のコルへの急斜面(下から撮影)

西黒尾根は初級ではないと思っていたので、滑落しないように慎重に下りました。天神尾根は大にぎわいでしたが、西黒尾根を登り下りしたのは数パーティと思われ、踏まれたトレースも小さく不安定です。特にザンゲ岩を左に巻く所は、マチガ沢側に急斜面が落ちていて滑落は許されません。また、ガレ沢コルの上は45~50度ほどの急な斜面ですごい高度感でした。ピッケルをしっかりと刺し、アイゼンの爪を確実に効かせながら一歩ずつ下りました。
続いてガレ沢コルの先で「ラクダの背」と呼ばれる小岩峰を3つほど通過しますが、ここはそれほど難しくなかったです。

12:ラクダの背、雪が割れてきていた
13:オキの耳と東南稜、東尾根上部

「ラクダの背」の下で樹林帯になると滑落注意箇所は終わりです。しばらく休んで晴天の山々を眺めました。それからダブルポールに持ち替え、森林のたたずまいを楽しみながら、よい気分で下りました。

[注]『入門&ガイド 雪山登山』の訂正事項
(1)アクセス:JR水上駅から谷川岳ロープウェイへバス20分。JR上毛高原駅から谷川岳ロープウェイへバス45分(直通バスあり)。
(2)ロープウェイの運行時刻は次のとおり変更されています。
3月まで 全日 8:30~16:30
4月以降 平日 8:00~17:00
  〃   土日祝日 7:00~17:00
(3)参考タイム:P153の参考タイムはラッセル(膝高を超えるぐらい)を考慮したものです。他ページと合わせるために、ラッセルの影響を除外して、次のように変更したほうがよいと思います。
天神平駅(50分)天神平稜線(1時間10分)熊穴沢避難小屋(1時間30分)天狗の腰掛岩(20分)肩ノ小屋(10分)谷川岳(1時間30分)熊穴沢避難小屋(1時間)天神平駅【計6時間30分】

雪山の初級ルートで遭難事故多発

[2/19~2/25の遭難関係ニュースから]
2月第4週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。

●厳冬期の寒気が去って、2月とはいえ春の気象条件に恵まれました。多くの雪山登山者が入山するのに対応して遭難事故も多発しています。くり返し遭難事故が発生しているのは、赤岳を中心とした八ヶ岳、中央アルプス千畳敷~木曽駒ヶ岳、北アルプス八方尾根~唐松岳、北アルプス南端の乗鞍岳です。これらは比較的危険の少ない雪山初級ルートがあるところです。

●2月22日の事故は長野県警から救助現場を示す写真が公表されました。それを見ると、遭難者は滑落地点と思われる稜線から長い距離(写真から推定して200m以上)を流されていることがわかります。斜面の傾斜はそれほど急でなく、アイスバーンの雪上を滑り台のように流される状況だったのではないかと推測されます。

●バックカントリーの遭難発生は、この週には把握できませんでした。2月18日NHK新潟の報道によると、新潟県内で2019年に入ってからの冬山遭難は11人、そのうちバックカントリーが10人です。1月25日には雪崩によりフランス人男性が死亡しました。2018年1年間のバックカントリー遭難は18人(2人死亡)でしたから、新潟県では今年、高水準のペースでバックカントリー遭難が発生しているといえます。

2/19(火)北アルプス乗鞍岳位ヶ原で、男性(47)が下山中にアイゼンを引っかけて滑落負傷
2/22(金)中央アルプス中岳で男性(41)が下山中に滑落負傷
2/23(土)鶏岳(栃木県塩谷町)で男性(75)が下山せず行方不明となり、意識不明の重体で発見
2/23(土)八ヶ岳・南沢登山道を登山中の男性(48)が体調不良となりヘリで救助
2/23(土)八ヶ岳・南沢小滝で男性(75)がアイスクライミング中に滑落負傷
2/24(日)宮城県蔵王町のスキー場で男性(26)が駐車場から300mがけ下に転落死亡
2/24(日)龍ノ山(福島県喜多方市)を14人グループで登山中の女性(67)が転落負傷
2/24(日)富士山山梨県側七合目で単独登山の男性(34)が滑落死亡、2/25遺体発見
2/24(日)北アルプス唐松岳で男性(52)が下山中に滑落負傷
2/24(日)北アルプス西穂高岳で単独登山の男性(59)が滑落死亡
2/24(日)北アルプス乗鞍岳を単独で下山中の男性(54)が滑落負傷
2/25(月)中央アルプス千畳敷で男性(45)が転倒負傷
2/25(月)北アルプス唐松岳八方尾根で男性(43)が滑落し行動不能
2/25(月)北アルプス乗鞍岳で男性(34)が滑落負傷

八方尾根から唐松岳 2019年2月24日

北アルプスでは、初級者が登れる雪山登山のルートはほとんどありません。八方尾根から唐松岳を往復するルートは、初級者が北アルプス主稜線の1峰に挑戦できる点で、とても貴重なものです。しかし、技術的にはやさしくても、冬季の気象条件などは困難が大きく、そのため、このルートは遭難の多いものでもあるのです。

01:八方山付近から、五竜・鹿島槍に圧倒される

雪質は予想以上に春山状態でした。ほとんどの人は最初からアイゼンをつけていました。私はせっかく持ってきたスノーシューで行ってみることにしました。
八方池山荘の裏側の八方山へ登ると、石神井ケルンのある展望地です。ここからもう五竜岳・鹿島槍ヶ岳が圧倒的な姿でそびえています。

02:第2ケルン近くのトイレと不帰ノ嶮

いかにも迷いそうな広い尾根を登っていくと、左側に立派なトイレの建物があり、少し離れて第2ケルン、ゆるやかな斜面を登り切って、逗子開成高校の遭難碑である八方ケルン、八方池近くの第3ケルンと続きます。ここまでの区間がたぶん一番迷いやすい所です。

03:上ノ樺とテント

第3ケルンの先は尾根すじがはっきりしてきて、ダケカンバの疎林が現れ、下ノ樺、上ノ樺の地名があります。テント地になっている所です。上に白く丸いピークが見えますので、あれが丸山だとだれもが思うでしょう。

04:丸山へ登る人たち
05:丸山上部の登り、右の三角形が唐松岳

上ノ樺でひと休みして水分・食料補給をしました。ここでアイゼンに替えるのが賢明でした。この上はどこも風が強く寒かったです。
丸山へは30分ほどの急登(この尾根の中では)です。不帰ノ嶮がいよいよ目前に迫って、複雑な岩と雪の模様を描き、キノコ雪、ヒマラヤひだ、というような片鱗を見せています。雪がもう少し多かったら見事なことでしょう。

06:主稜線への最後の部分、雪崩チェックが必要

夏の登山道は、いくつかの地点で南側(向かって左側)を巻いていきますが、積雪期はすべて稜線伝いに忠実に登っていきます。そして、最後に主稜線上の2650mピークに登ります。ここの直登部分が、しいて言えば、本ルートの一番危険な箇所だと思いました。今回はピーク下をトラバースしていましたが、雪崩の危険がある場合には、岩場を直登する必要があるでしょう。

07:頂上へ登山者の列ができる

ここを越すと、唐松岳頂上山荘の真上にでます。まだ遠くに見える唐松岳は、標高差100mぐらいの登りです。頂上往復と休憩を含めて1時間は必要でしょう。下りの時間を考えて、15時30分までに八方池山荘に戻れないなら、頂上はあきらめなくてはなりません。これが本ルートの最も残念なところです。

08:頂上より五竜岳
09:頂上より剱岳と北方稜線

私は稜線着12時、休まずに出発して頂上12時30分着、約30分間滞在できました。
黒部川は深すぎて見えず、対岸に剱・立山連峰がすばらしいです。黒部源流山域から槍・穂高連峰まで、北アルプス全域を見渡す絶好のコンディションでした。

10:下る人たち(1)
11:下る人たち(2)

下りは、丸山14時、八方池山荘に15時10分に下りることができました。白馬三山が斜光線を受けて、きれいな姿で望むことができました。

12:下りで見た景色:不帰2峰~天狗の雪模様
13:下りで見た景色:流れ込んだ斜光線

[登るための注意点]
このルートを登るには、守るべき約束事(ルール)があります。
(1)八方ゴンドラリフトの乗車口で、登山届を提出しなければなりません。
(2)登山口の八方池山荘前までは、スキー場内のゴンドラ、リフトを利用して登り下りします。スキー場内を徒歩で移動することは禁止されています。
(3)徒歩での登山の場合は、最終のゴンドラ、リフト運行時刻までに下山する必要があります。今回は八方池山荘前15時40分でした(季節・曜日により変わるかもしれません)。

[注]『入門&ガイド 雪山登山』の訂正事項はありません

かぐらのスキーヤー遭難マスコミを騒がせる

[2/12~2/18の遭難関係ニュースから]
2月第3週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。

●2月前半はバックカントリー(以下「BC」と略記)遭難が少なかったですが、また出現してきています。特に長野県は多いです。2/13水尾山、2/13栂池高原、2/14小谷村のスキー場付近でBC遭難が発生しました。2/17の事例はBCではありませんがスキーヤーの事故です。

●2月16日神楽ヶ峰でのBC遭難事例はマスコミで大きく報道されました。横穴雪洞を掘っていたと言いますから、きちんと雪山技術のある人のようです。詳細な事実経過が明らかにされれば、多くの教訓を得ることができるでしょう。

●2/14大雪山旭岳、2/16上州武尊山は、遭難者が発見されていません。旭岳の遭難者は雪山登山の経験がなかったとの報道もあります(確認できませんが)。川場スキー場から武尊山への雪山登山は、12~2月の厳冬期にラッセルになると1日で往復するのは困難です。初級ルートと紹介されることが多いですが注意が必要です。遭難者は入山が8時半で、正午下山予定と入山届に書いていました。

●長野県公開のデータには、「コース外滑走」「コース外遭難」の用語は使用されず、BC遭難の事例に関してはスキー場名を記載していません。つまり、BC遭難とスキー場とは無関係という立場を徹底しているわけです。(私自身は異和感を拭えない部分ではありますが、当面、静観することにします)

[2/22追記]
長野県警の公開データ中、「スキー場コース外を滑走」「スキー場コースから外れ」などの表現が、数少ないですが見られることが判明しました。これらは『バックカントリー遭難ではない』という判断のうえ表現されているものと推測されます。したがって、上記項目「●長野県公開のデータ・・・」以下の部分は訂正(全文削除)させていただきます。

2/13(水)水尾山(長野県野沢温泉村)でBCスキーの男性(30)が道に迷い行動不能
2/13(水)北アルプス栂池高原でBCスキーの5人が道に迷い、救助隊が出動後に自力下山
2/14(木)大雪山旭岳へスノーシューで登った男性(62)が戻らず行方不明。2/17捜索打ち切り
2/14(木)長野県小谷村のスキー場付近でBCスキーをしていた外国人男性が行方不明、のち心肺停止で発見
2/16(土)苗場山系神楽ヶ峰にBCスキーで入山した男性2人(59・38)が道に迷い行動不能。2/18発見救助
2/16(土)川場スキー場から上州武尊山に入山した男性(50)が下山せず行方不明
2/17(日)長野県野沢温泉村のスキー場で男性(48)・女性(42・18)の3人がスキー滑走中に山林内に迷い込む
2/17(日)長野県南牧村の湯川氷柱でアイスクライミング中の男性(52)が滑落し重傷

[2/22追記]
2/14(木)八方尾根のスキー場コース外を滑走していた男性(56)が何らかの原因により行動不能
2/17(日)八ヶ岳・硫黄岳山頂から下山中の男性(61)がジョーゴ沢側に迷い込み行動不能

八ヶ岳・赤岳、横岳、硫黄岳 2019年2月18日

朝3時半に起きて、自炊室でラーメンを作って食べました。小屋内はまだ寝静まっています。私以外にはもう1組3人がすでに起きて出発準備をしていて、4時15分ごろに出ていきました。私は計画通り5時に出発しました。
行者小屋までは夜道(ライトが必要)、阿弥陀岳分岐でうす明るくなりライトがいらなくなりました。文三郎尾根を登っている途中で、赤岳西壁を登る2組5人が私を追い越して行きました。たぶん学生さんの合宿でしょう。
とんでもない快晴になりました。薄明の中から薄紅に色づいた北アルプスが姿を浮かべています。隣にある山脈のように近く見えます。八ヶ岳から北アルプスがこんなに近く見えるのは初めてです。
昨日登っているので、文三郎道の難所は気が楽でした。そして、私にとっては体力的な核心が文三郎道を登り切って赤岳山頂に立つまでと考えていました。あとは大きな標高差の登りはどこにもありません。

01:赤岳山頂から権現岳、南アルプス(右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳)
02:赤岳山頂から富士山、茅ヶ岳

赤岳山頂で会った人は1人だけでした。皆さんこれから登ってくる時刻です。阿弥陀岳、権現岳、富士山、北・中央・南アルプス、乗鞍・御嶽、全部すばらしかったのですが、写真だけは撮って、ほとんど休まずに出発しました。

03:横岳二十三夜峰、東側を巻き上がる

地蔵ノ頭に来ると、青いアウターの人(けっこうオジサンでした)がいて、この人と前後しながら最後まで歩くことになりました。

04:日ノ岳のルンゼを登る(大雪なら雪崩も心配)
05:日ノ岳から赤岳が美しく見える

二十三夜峰は不安定そうなトレースが見えましたが、うまく弱点をつきながら登っていました。この次に日ノ岳のルンゼ登りがあります。何も難しくはないですが、雪崩への警戒心を持つ必要があると、いつも意識しています(自分以外に指摘する人はいません)。ここは横岳の第1の難所です。

06:鉾岳西面へ下る、最後の1段が悪かった
07:鉾岳のトラバース、ガイドパーティは赤岳方向へ進む

ルンゼから稜線へ登り、反対の西側へ鎖場を下ります。ここは鉾岳の西面を巻く所で、けっこう長いトラバースになります。西壁へ切れ落ちた急斜面の中ですが、雪が安定してついているので難しさはありませんでした。ここが第2の難所。

08:奥ノ院付近より富士山
09:横岳主峰の奥ノ院(赤岳方向へ向かうガイド?パーティ)

稜線へ戻ってしばらく平凡な(というか、普通に歩ける)箇所になり、三叉峰で杣添尾根を合わせます。さらに10分ほどで横岳最高点の奥ノ院に着きます。

10:奥ノ院北側の岩稜の一部、鎖が出ていて容易だった

奥ノ院の先に最後の難所があります。雪稜を下り、右(東側)へ階段を下ってバンドに立ち、岩稜を左(西側)へ越えて鎖場を下り、岩のバンド(ここも鎖)を伝い岩稜基部へ抜けます。雪が少ないからでしょう簡単でした。雪稜に設置された手すりが埋まり、岩稜の階段が埋まり、鎖場も埋まるほどの雪になれば、ここの難しさはまったく変わるはずです。

11:難所が終わり、硫黄岳へ向かう
12:硫黄岳頂上の青い空

難所がすべて終わり、すっきりした気分で硫黄岳へ向かいました。硫黄岳もまた個性的なピークです。阿弥陀岳、赤岳と、越えてきた横岳が、妙にナマナマしく見えていました。

[注]『入門&ガイド 雪山登山』の訂正事項
本文P172上段21行目
「二十三夜峰の小さなハシゴを過ぎると、岩峰の基部を右へ回り込み・・・」
→ 「二十三夜峰の東側を巻き気味に登り、右へ回り込んで日ノ岳の・・・」
※横岳の最初のピークである二十三夜峰は、東側斜面を稜線近くまで巻き気味に登っていきますが、ルートのとり方が複雑です。やや足場の悪い箇所もあるので要注意です。

八ヶ岳・赤岳 2019年2月17日

01:行者小屋

美濃戸口で前夜泊し、朝6時に出発しました。コースタイム通りに歩いて、行者小屋発は10時になりました。早い人は登頂を終えて下山してくる時刻です。

02:地蔵尾根の難所の始まり
03:地蔵尾根中間部、雪の薄い箇所が悪い
04:地蔵尾根を下る登山者、ヘルメットの人がほとんど

地蔵尾根は赤岳への一般ルートの1つです。登るのは久しぶりでした。森林限界が遠く、なかなか着かないのできつかったです。森林限界地点に来るとたくさんの階段があって、まずは団体さんが降りてくるのをしばらく待ちました。混んでいるときは大変でしょう。
雪の急斜面と、鎖、階段、時おり岩にアイゼンをかませながら、50分ほどかけて地蔵尾根を登りました。バテていた影響もあったのか非常に悪く感じました。
地蔵尾根は過去に何度も登り降りしているはずですが、今回ほど危険だと感じたことは1度も記憶にありません。年齢と体力の衰えと言うしかないでしょう。

05:赤岳天望荘(営業中)と赤岳
06:赤岳主稜(バリエーションルート)最上部を登るクライマー
07:最高点の赤岳南峰

地蔵ノ頭から天望荘へ行き、西風を避け腰を下ろして休憩しました。それから最後の登りをひとがんばりで赤岳です。雪が少なく、アイゼンが岩をかんで登りにくかったです。
山頂から見る阿弥陀岳、権現岳は、個性のある姿をしていてすてきです。富士山も優美な姿を浮かべています。遠くの北アルプスは少し雲をまとっていました。

08:立場川本谷源頭部を下る

下りの文三郎道は、山頂から立場川本谷源頭の岩場を下っていき、ここが八ヶ岳で最も滑落事故の多発するポイントです。当然、細心の注意を払って下りました。しかし、地蔵尾根上部より悪くないと思いました。
源頭部を下り、右(西)にトラバースするのですが、足場の雪のバンドが狭くていやな感じのする箇所がありました。
赤岳~中岳を結ぶ主稜線に出ると難所は終わりです。ここから文三郎尾根に取り付いて下るのですが、ここも大雪のときには雪崩の危険性があると言われています。雪が少ない今は雪崩の心配はありません。

09:中山展望台から大同心、小同心の岩峰
10:中山展望台から赤岳西壁

行者小屋へ下り着き、赤岳鉱泉へ向かう途中で中山展望台へ立ち寄りました。中山乗越から6~7分、下り5分です。赤岳西壁、横岳西壁がすばらしいです。
この日は赤岳鉱泉に泊まりました。ツエルト泊も候補(ソロテントは持っていない)でしたが、体力に自信が持てないので無理しませんでした。

11:夕日に染まる大同心・小同心、赤岳鉱泉から

夕刻、部屋の女性が「すげえのが見える!」と知らせてくれ、みんな外に飛び出して、大同心が夕日を受けて妖しい色に染まるのを見物しました。噂の赤岳鉱泉のステーキ飯もいただきました。単独登山の人が同じテーブルに集まったので、少しお話もできました。単独での小屋泊まりも楽しめるなあ、と思いました。

[注]『入門&ガイド 雪山登山』の訂正事項はありません

「コース外滑走」という言葉の問題性について

「コース外滑走」については、当ブログ1月30日の項「バックカントリー遭難始まる」で書きました。
「コース外滑走」という言葉は、調べてみると、私は2012年4月に『山と溪谷』誌で初めて使用しているようです。それ以来、今日まで使用してきました。情報の伝わり方はよくわからないのですが、最も初期の段階から使っていた可能性があります。つまり、『山と溪谷』誌に掲載した「コース外滑走」の記述から、各所に引用され伝わっていった可能性も考えられます。
「コース外滑走」の言葉は、特別な意図なしに私自身の考えに基づいて使っていたもので、どこかから引用したものではなかったと思います。もちろん、この言葉を使ったからといって、山スキーヤーが責められるとか、スキー場の責任問題になるとか、そういった意図は全くありません。

1月30日の項に書いたように、「コース外滑走」とは、いわゆる山スキーとは別の形式で、スキー場コース外を滑走することをさして使ってきました。
私は山岳遭難を専門に扱ってきたライターです。ある時期から、山スキー(スノーボードも含みます)の遭難が非常に目立つようになり、加えてその何年後かに、明らかに山スキーではないスキーヤーがスキー場外で遭難し、救助されるという事例が多く見られるようになりました。
これは、新しい遭難発生のパターンでした。両事例は「山スキー系」か「一般スキーヤー」かでパターンが異なり、区別する必要があると考えられました。そのために、
(1)山岳遭難の1つである、バックカントリー遭難
(2)「コース外滑走」における遭難
を区分しようとしたのです。ただ、本来は各事例の個別調査によって(1)か(2)かを確定しなくてはなりませんが、それを実行できたわけではありません。多くの場合、「・・・であろう」と推定にとどまっていたのが実際です。

さて、過日、日本雪崩ネットワーク理事の出川あずさ氏より、「コース外滑走」の用語を使わないで欲しい、との申し入れがありました。私自身、古い時代の山スキー経験はあるものの、現代のバックカントリーや、スキー場事情に全く疎いことから、出川氏の申し入れの意図する点が当初はなかなか理解できませんでした。
しかし、長時間の電話でのご説明、その後のメールによるご説明、さらにウェブサイト資料なども参照して、「コース外滑走」という表現の何が問題なのか、おおよそ理解することができました。
したがって、今後、「コース外滑走」の用語は基本的に使用しないことになると思います。書くことの内容は変わりませんが、「コース外滑走」を使わない表現方法で書くことはできるでしょう。既掲載の記事は特に訂正することはしませんが、必要と考えれば、注記などを追加するかもしれません。

「コース外滑走」という表現の何が問題かは、長文になりますので、ここでは省きます。日本雪崩ネットワークのキャンペーン「ロープの向こう側」に要点がまとめられています。特に最後の「関連用語」に明快な説明があります。
今回、忍耐強く説明してくださった出川氏に感謝申し上げます。
また、私が『山と溪谷』2012年5月号で、初めて「コース外滑走」に関してとりあげたまとめ記事を、資料として載せておきます。興味ある方はご一読ください。

2月9~11日の連休に遭難が同時多発

[2/5~2/11の遭難関係ニュースから]
2月第2週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。

●2月9~11日の3連休で多くの遭難事故がありました。なかでも中央アルプスで同時多発しました。積雪は少なかったものの、雪面が硬く氷化していたためではないかと報道されています。

●中央アルプスの宝剣岳、乗越浄土は、急峻なリッジや急斜面です。確実なピッケル・アイゼンワークが必要な所です。雪上登攀のギアは使用法を練習しておく必要がありますし、鋭利にしておくなど、ギアのコンディションにも注意していなくてはなりません。

●アイスクライミングの事故が2件ありました。アイスクライミングは、いっそう登攀技術面やギアへの配慮が重要なことは言うまでもありません。

●仙涯嶺で事故死された女性はトレイルランニングの第一人者でした。追悼のコメントが見られました。
「西田由香里さんの訃報に際して」
【追悼】強く、優しく、美しい山岳アスリート西田由香里

●2013年12月に起きた静岡市消防ヘリ二重事故で、死亡した男性遺族と市が、和解の方向で協議を進めていることが報じられました。(2/6 中日新聞)

2/6(水)北アルプス西穂高岳で男性(59)が登山道から500m滑落、2/7小鍋谷で遺体発見
2/9(土)岩手山近くの姥倉山でスキー滑走中の女性(36)が立木に衝突し左脚骨折
2/9(土)中央アルプス宝剣岳で男性(47)が滑落、2/10救助後に死亡確認
2/10(日)西上州・荒船山でアイスクライミングの男性(39)のロープが外れ15m滑落、腰の骨を折る
2/10(日)富士山山梨県側で6人グループから遅れた男性2人(75・66)が下山せず一時行方不明。翌日須走口五合目で救助
2/10(日)中央アルプス宝剣岳で女性(59)が滑落死亡
2/10(日)中央アルプス千畳敷の乗越浄土で男性(43)が50m滑落、右脚骨折のもよう
2/10(日)中央アルプス仙涯嶺で女性(44)が足を踏み外し岩場に滑落、2時間後に死亡
2/10(日)北アルプス焼岳で男性(28)が体調不良により行動不能。県警ヘリが救助
2/11(月)八ヶ岳・柳川南沢でアイスクライミングの男性(30)が負傷、遭対協が救助