かぐらのスキーヤー遭難マスコミを騒がせる

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[2/12~2/18の遭難関係ニュースから]
2月第3週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。

●2月前半はバックカントリー(以下「BC」と略記)遭難が少なかったですが、また出現してきています。特に長野県は多いです。2/13水尾山、2/13栂池高原、2/14小谷村のスキー場付近でBC遭難が発生しました。2/17の事例はBCではありませんがスキーヤーの事故です。

●2月16日神楽ヶ峰でのBC遭難事例はマスコミで大きく報道されました。横穴雪洞を掘っていたと言いますから、きちんと雪山技術のある人のようです。詳細な事実経過が明らかにされれば、多くの教訓を得ることができるでしょう。

●2/14大雪山旭岳、2/16上州武尊山は、遭難者が発見されていません。旭岳の遭難者は雪山登山の経験がなかったとの報道もあります(確認できませんが)。川場スキー場から武尊山への雪山登山は、12~2月の厳冬期にラッセルになると1日で往復するのは困難です。初級ルートと紹介されることが多いですが注意が必要です。遭難者は入山が8時半で、正午下山予定と入山届に書いていました。

●長野県公開のデータには、「コース外滑走」「コース外遭難」の用語は使用されず、BC遭難の事例に関してはスキー場名を記載していません。つまり、BC遭難とスキー場とは無関係という立場を徹底しているわけです。(私自身は異和感を拭えない部分ではありますが、当面、静観することにします)

[2/22追記]
長野県警の公開データ中、「スキー場コース外を滑走」「スキー場コースから外れ」などの表現が、数少ないですが見られることが判明しました。これらは『バックカントリー遭難ではない』という判断のうえ表現されているものと推測されます。したがって、上記項目「●長野県公開のデータ・・・」以下の部分は訂正(全文削除)させていただきます。

2/13(水)水尾山(長野県野沢温泉村)でBCスキーの男性(30)が道に迷い行動不能
2/13(水)北アルプス栂池高原でBCスキーの5人が道に迷い、救助隊が出動後に自力下山
2/14(木)大雪山旭岳へスノーシューで登った男性(62)が戻らず行方不明。2/17捜索打ち切り
2/14(木)長野県小谷村のスキー場付近でBCスキーをしていた外国人男性が行方不明、のち心肺停止で発見
2/16(土)苗場山系神楽ヶ峰にBCスキーで入山した男性2人(59・38)が道に迷い行動不能。2/18発見救助
2/16(土)川場スキー場から上州武尊山に入山した男性(50)が下山せず行方不明
2/17(日)長野県野沢温泉村のスキー場で男性(48)・女性(42・18)の3人がスキー滑走中に山林内に迷い込む
2/17(日)長野県南牧村の湯川氷柱でアイスクライミング中の男性(52)が滑落し重傷

[2/22追記]
2/14(木)八方尾根のスキー場コース外を滑走していた男性(56)が何らかの原因により行動不能
2/17(日)八ヶ岳・硫黄岳山頂から下山中の男性(61)がジョーゴ沢側に迷い込み行動不能