2月後半以降、乗鞍岳で遭難連続

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[2/26~3/4の遭難関係ニュースから]
3月第1週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。(1週間遅れになってしまいました)

●2月後半以降、乗鞍岳で滑落遭難が連続発生しています。2/19男性(47)、2/24男性(54)、2/25男性(34)、2/26男性(42)、3/2男性(50)=スキー滑走、すべて転・滑落で死亡事故はなく、けがの程度は不明です。
2/25と3/2の事例については、長野県警から遭難現場の写真が公開されていて参考になります。転倒後長距離にわたってアイスバーンの上を流されていることが推測されます。
乗鞍岳は北アルプスの中で初級ルートに位置づけられますが、3000m級の標高と強風帯にあるため、雪面が硬く氷化している状況が予想されます。確実なピッケル・アイゼン技術が重要です。

●2月27日に滑落事故があった円山は、札幌市中央区にある標高225mの低山です。登山というより、市民の行楽の場となっている場所です。

●3月1日の志賀高原旭山は、琵琶池西岸にある標高1524mの山で、車道の登山口から約50分で登れます。スノーシューハイクの山として注目されているようです。

●北アルプスの稗田山は、白馬コルチナスキー場のトップにある山ですが、今シーズン遭難が何度か発生しています。コルチナスキー場ではコース間の樹林帯エリアをパウダー滑走のできる「自己責任エリア」として開放しています。このためスキー場の「管理区域外」を滑走することが活発に行われているものと推測されます。

2/26(火)乗鞍岳剣ヶ峰から下山中の男性(42)が滑落負傷。県警ヘリが救助
2/27(水)円山(札幌市)を下山中の女性(40代)が滑落負傷。消防ヘリが救助
3/1(金)志賀高原旭山に単独で入山した男性(44)が道迷い遭難。3/2自力下山
3/2(土)富士周辺熊森山に単独で入山した女性(66)が戻らず行方不明。3/4自力下山
3/2(土)北アルプス稗田山でスノーボード滑走していた女性(37)が崖から転落負傷。スキー場隊員が救助
3/2(土)乗鞍岳でスキー滑走中の男性(50)が滑落負傷。県警ヘリが救助
3/3(日)谷川連峰白毛門山を下山中の男性(70)が50m滑落し死亡。事故当時は視界不良、男性は登山経験50年
3/3(日)八ヶ岳・天狗岳で男性(26)が道迷い遭難。3/4自力下山