舞岡ふるさとの森~舞岡公園

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(番号は写真を撮影した場所を示しています)

(歩いた日=2019年6月4日)
横浜市戸塚区南舞岡にある大きな緑地は、南北に細長く、北側が舞岡ふるさとの森、南側が舞岡公園です。舞岡公園では、谷戸の田んぼで市民の水田耕作体験、自然観察会など、さまざまな活動が行われています。舞岡ふるさと村は、舞岡ふるさとの森、舞岡公園と、周囲に広がる自然景観豊かな農業地域を含めて指定されています。
南北に細長い緑地は片道1時間ほどで歩けます。北から南へ尾根道を主に歩き、別ルートを南から北へ戻る周遊ルートを設定してみました。

(1)「ふるさとの森」北側に広がる田んぼ

市営地下鉄舞岡駅の1番出口を出て左に進み、道岐橋で舞岡川を渡ります。左が畑地になり、最初の左に曲がる分岐に入ります(道標あり)。すぐ左右に分かれるので、畑地に沿って右に曲がります。ここを直進するとすぐ山に入れますが、北側の田園風景を見て歩きたいために、少し遠回りします。
田んぼの風景を期待していましたが、半分ほどは畑に変わっていました。田んぼは田植えが終わったばかりでした。
400~500mで左折して、山のほうに向かいます。山裾の堰に架かった倉下橋を渡ったら道なりに左に曲がります。山裾と民家の間の道を行き、途中から右折して舞岡の森へ行きます(道標などあり)。

(2)森の尾根道を散歩する人

右は小さな畑地です。しばらく登ると山の稜線の道に合流します。右へ進んでゆるやかに登り、登り切った所で道なりに左に曲がります。左が竹林になり、山道沿いに篠竹が生えています。またゆるやかな登りになり、右側にあづま屋の休憩所があります。

(3)あずま屋近くの樹林

尾根上に続く道を進み、杉林を抜けると畑になって、一瞬展望が開けます。丹沢の大山や富士山が住宅地の向こうに見えます。
農地をすぎると道が分かれますが、メインと思われる右(稜線上を通っている)を行きます。桜の木がめだつ所です。まもなく車道に合流しますので右に行き、すぐ先で左に上がる道がありますので、車道から分かれて左に入ります。

(4)舞岡公園へのわかりにくい分岐、手前の細い道に入る

一車線もないような狭い車道を行くと、右にカーブする手前で細い山道が右に分かれますので、この道に入って舞岡公園へ向かいます。古い見えにくい道標がありますが、ヤブに半分くらい隠れてよく見えません。ここは間違えやすい箇所なので注意してください(間違えても森の外に出てしまうだけで、遭難することはありません)。
10~15分で「前田の丘」と表示された案内板が立っています。左にくぬぎ休憩所への道が分かれますが直進します。「前田の丘」は現在地ではなくくぬぎ休憩所のある場所のようです。混乱しやすいので注意してください。
数分で林道のような所に合流し、右へ「公園出口」の道標があります。進行方向には表示がありませんが、ここは直進します。すぐ先で左へ瓜久保へ下りる階段が分かれます。道標は右へ「三枚畑の森」とあります。直進するとまだ森を歩けるようですが、そのルートでは舞岡公園の田園地帯をパスしてしまうので、ここは左の瓜久保へ下ります。

(5)瓜久保池、「かっぱ池」の別名があるかもしれない
(6)瓜久保周辺のヤブっぽい樹林

すぐに瓜久保池へ着き、谷戸地形になって森の雰囲気が変わります。池のまわりを左へ行くと、狭い車道に合流し、左側に体験田んぼ、左右に荒々しい自然林が展開しています。
600mほどで、瓜久保の家とトイレがあります。自由に休憩できますし、室内に資料が展示されています。ひと休みするのに最適です。ここで公園地図を入手しましょう。

(7)舞岡公園への道、左に田んぼが広がる

瓜久保の家から外に出ると、舞岡川源流の大きな谷戸地形で、農家の耕作地になっています。車道を右に行き、田園風景を楽しみながら上流へ向かいます。左にさくらなみ池をすぎると北門があり、ここから中は保護区域で、決められた時間(夏19時、冬17時まで)しか入れません。

(8)北門の中にある情報館
(9)小谷戸の里の古民家
(10)耕作体験田んぼ

門を入ると情報館と水車小屋があり、いろいろな資料・情報が見られます。ここから左側は耕作体験田んぼがしばらく続き、途中、小谷戸の里への入口があります。古民家が移築展示され、管理事務所と、記念グッズの販売所があります。

(11)南門近くの樹林(南の丘)

体験田んぼをすぎると森林に入ってゆるやかに登り、南門に着きます。左側にさくら休憩所の広場があり、バス道のある県道に出ます。車道の反対側にも公園エリアが続いていますが、ここで一度公園を抜けて左折します。
県道をしばらく歩いて「京急ニュータウン」バス停をすぎ、南舞岡小学校手前の道を左に入ります。小さいグランドに突き当たったら左に曲がって、右の階段を下ります。ここから見渡す眺めは、公園の森を背景にした里山風景になっています。
(注)グランドを直進して突っ切ると旧東光寺薬師堂があるようですが未確認。

(12)喫茶室もあるかねこファーム

階段を下りて合流した車道を右に行き、最初に左に車道が分岐する所で左に入ります。この分岐にかねこファームの直売所と喫茶「あとりえ」(金・土・日営業)があります。農業体験イベントなどもやっているようです。
車道を上がっていくとすぐ左右に分かれますので、右に入ります(小さい道標あり)。その道は(おそらく金子さんの)お屋敷に通じていて、門の手前で左に上がる急坂の道に入ります。5分ほど急登すると舞岡公園に戻って合流します。道が4本分岐していますが、一番左はバス停へ、やや左の階段はもみじ広場上部へ行くと思われます。一番右は沢伝いにさくらなみ池へ下ります。
右から2番目のまっすぐに行く道へ入ります。森を抜けて左側がもみじ広場になり、もみじ休憩所のあるT字路に突き当たります。右に行きます。

(13)ばらの丸の丘

少し下るとまた広場があり、右の斜面にはおびただしい数の桜の木があります。「ばらの丸の丘」という所です。
尾根上の草原になっている道をゆるやかに下っていき、10分程度で舞岡の谷戸の一角に戻ってきます。「宮田保護区」の看板があり、右に行ってさくらなみ池と宮田池の間を通ります。

(14)アメニティの小道、ホタルが出そうな小川

谷戸の対岸へ行くと、小川に沿った小径「小川アメニティ」が作られています。ただ、谷戸の間はヤブっぽくて快適ではありません。「ホタルが出そうだ」などと期待しつつ歩きます。
やがて車道に合流し、小川の左側にアメニティの続きが作られています。自然の道ではないですが、石畳などで快適に歩けます。

(15)途中にあった小さな石塔

里山風景を眺めながら舞岡駅をめざします。駅まで30分ぐらいです。
歩き始め5分ぐらいの所に古い石塔があって、右側面に「寛政七乙卯九月吉日」、左側面に「上講中九人」とありました。途中、総合案内所「虹の家」、舞岡八幡宮、駅前にハム工房まいおか、舞岡や(直売所)があります。

[アクセス] 行き・帰り:横浜市営地下鉄・舞岡駅下車
[参考時間] 舞岡駅(20分)入山口(25分)あずま屋(20分)わかりにくい分岐・細い道(30分)瓜久保池(10分)瓜久保の家(35分)小谷戸の里(15分)南門(20分)もみじ休憩所(15分)さくらなみ池(15分)車道(35分)舞岡駅 計4時間
[追加情報]
・瓜久保の家、北門の情報館、虹の家で資料や地図を入手できます。
・かねこファームでは金土日のみ農産物直販、喫茶店があります(未確認)。
・舞岡駅近くにハム工房まいおか、舞岡や(農協経営直販)があります。
・ふるさとの森~公園の周辺でも、野菜など直販をやっている農家が何軒かある模様です。
[修正記録]
・2019/6/15 地図の一部訂正(瓜久保へ下りる道の位置など)