[7月2週]夏山シーズンに入り、行方不明事例2件

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[7/9~15の遭難関係ニュースから]
7月第2週の山岳遭難まとめと、関連ニュースです。

まだ梅雨明けはしていませんが、暦の上では夏山シーズンが始まっています。北・中央・南アルプス、八ヶ岳、富士山での遭難が始まってきています。死亡事故はありませんが、行方不明事例が2件発生しています。

7/9(火)南アルプス北岳で女性(50代)が下山中に転倒して右足首骨折。1km下った山小屋から通報、7/10救助
7/9(火)霧島・高千穂峰に13:30に入山した女性(49)が下山中に道に迷って17:50通報。7/10早朝に発見救助
7/10(水)蔵王ダム上流1kmの沢で渓流釣りに入山した男性(62)が行方不明。7/12朝発見、足を負傷し行動不能
7/11(木)日高・カムイエクウチカウシ山で男性(年齢不明)が体長1.5mの熊に襲われ右腕にけが。杖などで抵抗し熊は逃走
7/11(木)北アルプス常念岳で女性(41)が滞在中の山小屋の階段から転落負傷。安曇野署が救助
7/12(金)北アルプス立山連峰雄山または大日岳方面へ向かった男性(38)が下山予定日を過ぎても戻らず行方不明
7/14(日)毛無山(野沢温泉村)周辺でトレランの大会に参加中の男性(62)が道に迷い、14:00主催者側に連絡後消息不明
7/14(日)八ヶ岳美濃戸口から赤岳へ登山中の女性(60・29)がルートを誤り行動不能。茅野署・遭対協が救助
7/14(日)北アルプス白馬乗鞍岳から栂池高原へ下山中の女性(62)が浮き石に乗り転倒負傷
7/14(日)北アルプス立山連峰雄山で男性(59)が下山中に足を滑らせ転倒、右足骨折
7/14(日)北アルプス前穂から奥穂へ登山中の男性(50)が、ルートを誤って道に迷い行動不能。7/15救助

[その他のニュース]
7/9(火)栃木県で高校生の登山計画の安全性を審査する登山計画審査会が開かれ、おもに夏休み中に実施される登山部計画8校9件、学校行事2校2件が審査されました。従来の運用では、学校行事2件は対象外でしたが、雪崩事故遺族らの「全計画を審査すべき」との指摘を採用して、運用を改めたそうです。
7/12(金)富士山の噴火の危険性が高まったことを想定し、山小屋関係者、周辺自治体などが、登山者を安全に避難させるための訓練が行われました。山梨県側、静岡県側で、それぞれ実施されたそうです。富士山の噴火は将来確実に起こると言われており、御嶽山で経験した事故が富士山でもあり得ると認識しておくことは非常に重要です。

気にかかった遭難事例

●トレラン大会で道迷い~行方不明
長野県野沢温泉村で開催されていたトレイルランニングの大会「The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉」で、最も距離の長い65kmソロにエントリーしていた男性(62)が、レース中に行方不明になりました。7月14日7時にレースはスタート。14時ごろ、男性から主催者側に「道に迷った」と携帯電話で連絡がありました。主催者によれば「その場を離れないように」と連絡しましたが、その後行方がわからなくなりました。飯山署、消防、遭対協など約60人で捜索していましたが、発見に至らず、17日をもって捜索本部は解散されたそうです。続報に注意していたいと思います。